「できた!」が次の一歩をつくる|5歳が伸びる声かけ&関わり方

家庭教育

✅ 導入|“できた!”の実感が、子どもを伸ばす

子どもの成長を見ていると、ふとした瞬間に「お、できた!」と思うことがあります。
でも、その「できた!」を子ども自身がしっかり実感できるかどうかで、次へのやる気が大きく変わってくると感じています。

我が家でも、バイオリンや家庭学習などを日々続ける中で、
「今日はここがうまくできた!」と本人が気づけるような関わり方を大切にしています。

今回は、そんな「できた実感」を育てるために、我が家で意識している声かけや関わり方の工夫をご紹介します。


🌟 1. 「できた!」は“他人”ではなく“昨日の自分”と比べる

子どもが何かできたとき、「すごいね!」と褒めたくなる気持ちはよくわかります。
でも我が家では、「すごい」はなるべく使わない言葉にしています。

というのも、「すごい」で終わってしまうと、せっかくの成長のチャンスを言葉にできないまま流してしまうことが多いからです。

そこで意識しているのが、「昨日の自分との比較」で伝えること。

たとえば…

  • 「昨日よりも弓を大きく使えるようになったね」
  • 「この問題、昨日までは解けなかったけど、今日はひとりで解けたね!」
  • 「朝の支度、いつもより5分も早く終わったね」

こうした声かけをすることで、成果だけでなく成長のプロセスに目を向けられるようになります。
子ども自身が「自分、ちょっと成長してるかも」と気づけると、それが大きな自信につながるのを感じます。


🧠 2. 小さな“できた!”も、その場で言葉にする

子どもは、小さな成功にもとても敏感です。

だからこそ、「今気づいた!」という瞬間を逃さず、すぐに言葉にして伝えることを意識しています。

  • 「その考え方、やさしいね」
  • 「時間に間に合うように、ちゃんと逆算して動いてたね」
  • 「昨日よりも集中している時間が長くなってたよ」

こうした“努力・行動・変化”に注目したフィードバックを心がけることで、
「自分のがんばりを見てもらえている」と感じてもらいやすくなると思います。


📓 3. 成長を“見える化”して「できた実感」を強める

「できた!」を実感するには、目に見える変化や記録がとても効果的です。

たとえば我が家ではこんなことを取り入れています:

  • 公文の進度表を貼って、どこまで進んだかが一目でわかるように
  • バイオリンの練習風景をときどき動画に撮って、演奏の違いを一緒に見てみる
  • 毎日ひとこと日記帳に、「今日できたこと」や「印象に残ったこと」を一緒に記録する

こうして成長の軌跡が可視化されると、本人の実感も深まり、自己肯定感の土台になると感じています。


🤝 4. 「できなかった日」も、一緒に見直して“できた”に変える

もちろん、うまくいかない日もあります。
というか、うまくいかない日のほうが圧倒的に多いかもしれません。

でも、そういう日をただ「ダメだった日」で終わらせないために、こんな声かけをしています。

  • 「ここまではちゃんとできてたよね」
  • 「この部分、すごく集中して取り組んでたよ」
  • 「答えは出なかったけど、答えに近づいてたね」

一緒に振り返ることで、「できた」に変えて終わるように意識しています。
すると、翌日への気持ちが前向きに切り替わるようになってきました。


🌱 まとめ|「できた!」を感じる工夫が、次の一歩をつくる

子どものやる気や集中力、そして継続力。
それを支えているのは、実は「できた!」という実感かもしれません。

  • 他人ではなく、自分の成長に注目する
  • 小さな変化をすぐに伝える
  • 成長を“見える化”する
  • できなかった日も「できた」に変えて終える

こうした積み重ねによって、子どもは自然と自信をつけ、学びを楽しむ心が育っていくのだと思います。

「できた!」の瞬間を大切に、今日も寄り添っていけたらいいですね。


✅ アクションポイントまとめ

🔁 「昨日の自分」と比べて成長に気づかせる
🗣 行動や変化に注目した声かけを意識する
📸 動画や記録で成長を“見える化”する
💬 うまくいかない日も「できた」に変えて終える

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