💪「やると決めたら最後まで」5歳の“やり抜く力”をどう育ててきたか

5歳の育児記録

娘は5歳。
まだ幼い年齢ですが、「自分で決めたことは、最後までやり抜く」と強く思っている姿に、僕自身がハッとさせられることがあります。

今日はそんな娘の「やり抜く力」がどのように育ってきたのか、
家庭で大切にしてきたことや、これまでの試行錯誤を振り返りながら書いてみたいと思います。

→日々の習慣やルーティンが継続力につながるヒントは、こちらの記事でもご紹介していますので、合わせてどうぞ。


🧩 負けず嫌いの娘に、気づかされたこと

娘は、かなりの負けず嫌いです。
小さい頃から「できない」「負けた」となると、すぐに涙が出てしまう子でした。

例えばバイオリン。新しい曲に進むと、最初は思うように弾けず、悔しさから涙ぐみながら練習をしています。
泣き叫ぶことは減りましたが、いまでも「悔しいけど、がんばる」と言いながら黙々と弾き続ける姿があります。

「無理だと感じたらやらなくていいんだよ」と伝えてはいますが、娘自身が「できないことが悔しいからやる」と、自ら前に進もうとしているようです。

この姿勢は、これまでの僕の声かけの影響もあるかもしれませんが、
それ以上に、娘自身の中から自然と湧き出てきた思いなのだと感じています。


👪 我が家で大切にしてきた3つのこと

そんな娘の姿を支えるために、家庭で心がけてきたことが3つあります。


1. 「やる・やらない」は本人に決めさせる

家庭学習も習いごとも、きっかけや提案はこちらからしていますが、体験してみたあとに「続けるかどうか」は本人に決めてもらっています。

一度「やる」と決めたことについては、幼児だからといって甘くせず、本人のモチベーションが続くようにサポートしながら進めていきます。
逆に「やらない」と判断したことについては、無理に続けさせることはしません。

こうした「選択する力」は、0歳の頃から育ててきたつもりです。
絵本を選ぶとき、洋服を着るとき、日々のちょっとした場面でも「どちらにする?」と尋ねる。
そうして、「自分で決めて、自分で責任を持つ」という感覚が、少しずつ育ってきたように思います。


2. 結果よりも「努力のプロセス」を認める

「できた」「できなかった」よりも、その過程に目を向けた声かけを意識しています。

  • 「今日も集中して取り組んでいたね」
  • 「最後まであきらめずに考え抜いたね」
  • 「答えが出なかったけど、昨日より一歩前に進んだね」

具体的に努力を認めることで、娘の自己肯定感が上がり、次のチャレンジへの原動力になっていると感じます。


3. 「完璧じゃなくてもいい」を伝える

「失敗してもいい」「うまくいかない日があっても大丈夫」
このメッセージも繰り返し伝えてきました。

僕自身、以前は完璧主義なところがあって、計画通りに進まないとイライラしてしまうこともありました。
でも、娘の姿を見ていく中で、完璧にこだわることの意味は薄いと、考え方が変わってきたのです。

「そもそも完璧なんて存在しない」と自分が実感できるようになったことで、自然と娘への声かけや接し方も変わってきたと思います。
その結果、娘も「完璧じゃなくていい」「大丈夫」と思えるようになってきた気がします。


📈 やり抜く力が育ってきたと感じた瞬間

  • 旅行中でも「プリントやってないから、ホテルに帰ってからやるね」と言ったとき
  • 難しい問題に時間をかけて、自分の力で最後まで考え抜いたとき
  • バイオリンで難しい部分が出てきても、弱音を吐かず、何度も挑戦していたとき

どれも小さな出来事ですが、「やると決めたことを最後までやりきる」姿勢が、少しずつ娘の中に育ってきているのを感じています。


🌱 まとめ|やり抜く力は“自分で決める経験”から育つ

「やる気を育てたい」
子どもを育てている親なら、一度は考えたことがあるテーマではないでしょうか。

僕自身もずっと模索してきました。
でも最近は、「すべて親が整えてあげること」ではなく、
**「子ども自身が選ぶ経験」**こそが、やる気ややり抜く力の土台になるのではないかと感じています。

🔽「続ける力」に注目した記事もぜひあわせてご覧ください。

自分で選んで、自分でやりきる。
その経験が、どんな習いごとや勉強よりも、子どもを強くする。

「やり抜く力」は、特別な才能ではなく、日々の選択と行動の積み重ねで育つ力。

そう信じて、これからも娘をそっと見守っていきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました