✅導入|「投資=私立」だけじゃない。わが家が公立小を選んだ理由
「子どもにしっかり投資したい」と考えるからこそ、
私立小学校を検討するご家庭は少なくありません。
わが家も、教育にお金をかけたいと考える家庭のひとつ。
実際に、私立小学校の説明会にも足を運び、真剣に検討してきました。
それでも最終的には、「公立小学校に進学する」という決断をしています。
今回は、
「なぜ私立ではなく、公立を選ぶことにしたのか」
わが家なりの考え方と判断軸を整理してご紹介します。
💰1. 私立小の学費は高い。6年間でかかる金額は?
私立小学校の学費は、文部科学省の調査(令和元年度)によると、
- 年間:約160万円(授業料・給食費・施設費など)
- 6年間:約960万円
+受験対策費用(年間30万〜100万円ほど)
一方、公立小学校では:
- 年間:約32万円(主に給食・教材・行事費など)
- 6年間:約192万円
単純な比較でも、6年間で約770万円以上の差があります。
さらに、小学校受験にかかる準備費用や教室代などを含めると、
1000万円を超える差になることもあります。
🌏2. 教育投資は「体験」に。旅・自然・本物に触れる時間を大切にしたい
私たちは「教育への投資=私立の学費」ではなく、
旅や自然体験、“本物”に触れることへの投資を重視しています。
具体的には:
- 長期休みや週末を活用して、国内外を旅し、文化や自然に触れる
- 博物館・ワークショップ・コンサートなどのリアルな体験に出会う
- 興味関心に合わせて、図鑑・実験キット・楽器などを用意する
子どもの好奇心を育む環境を、家庭主導で柔軟につくっていきたいと考えています。
🌿3. 小学校低〜中学年までは「のびのび」育てたい
私立小学校は、教育内容が高度である反面、
早い段階から“勉強の時間”が多くなる傾向もあるように感じました。
公立小学校では:
- 比較的のびのびとした時間の中で、自主性を育てられる
- 遊びや対話の時間を通じて、学びの土台を築ける
という環境が整っていると感じています。
この時期にしかできない時間の過ごし方を、何より大切にしたいと考えました。
📚4. 小学校受験というハードルの高さ
私立進学においては、小学校受験という大きな壁があります。
- 幼児教室に週数回通う必要がある
- 面接・行動観察・お話づくりなどの対策が必要
- 学校ごとに異なる対策を丁寧に行う必要がある
これらにしっかり取り組むためには、家庭全体での時間的・精神的余裕が求められます。
現時点のわが家では、この準備に向き合うリソースが足りないと感じ、選択肢から外すことにしました。
✏️5. 宿題の多さと「中学受験」とのバランスが課題に?
私立小学校の中には、宿題が多く、
学校の課題だけで時間が埋まってしまうケースもあると聞きます。
中学受験を考えるご家庭にとっては:
- 塾との両立が難しくなる可能性
- 通塾とのスケジュール調整がハードになるリスク
など、中学受験の選択肢を狭める可能性も気になりました。
🌈6. 多様な友達に出会える環境で育ってほしい
公立小学校には、さまざまな家庭環境・文化的背景を持つ子どもたちが通います。
- 経済的な背景の違い
- 文化や価値観の多様性
- 多様な学び方・考え方との出会い
こうした中で育つことで、多様性・共感性・柔軟性が自然と身につくことを期待しています。
🏫7. 文教地区の公立小学校は、環境・評判ともに安心感がある
知人の親御さんたちと情報交換をして感じたのは、
文教地区にある公立小学校の評価が総じて高いということです。
- 落ち着いた地域環境
- 教育への関心が高い家庭が多い
- 校風が穏やかで、安心して通わせられる
わが家では、現在の居住地から文教地区の校区へ引越しを検討中。
もちろん家賃は上がりますが、これも“教育投資の一部”と位置づけています。
🌱まとめ|「教育に投資したいからこそ、公立を選ぶ」という選択肢もある
「子どもに良い教育を受けさせたい」
「将来の選択肢を広げてあげたい」
そんな想いがあるからこそ、
私立小学校=正解ではないという考え方もあると感じています。
わが家にとっては:
- 公立にすることで、“自由度の高い教育”ができる
- 家庭の方針に合った柔軟な子育てが可能
- 教育費の配分を、自分たちの価値観で設計できる
そんな理由から、公立小学校を選ぶことにしました。
✅アクションポイントまとめ
💸 私立と公立では、6年間で約800万〜1000万円の差
🌏 差額を旅行や体験、探究活動に投資する
🎒 のびのびと育つ時間をしっかり確保
📖 小学校受験や過剰な宿題による負荷は避けたい
🌈 多様な友人関係の中で共感性・柔軟性を育む
🏫 評判の良い文教地区の公立校を選ぶことも教育投資の一環